活動報告1:鉄道とまちづくりに関するフォーラムの開催

令和4年9月10・11日と連続して、鉄道を軸にまちづくりを考えるフォーラムを鳥取市と若桜町で開催した。ローカル鉄道の存続や将来に注目が集まる中、まちづくりや地域の暮らしの核としての鉄道の在り方について、2名の講師からご講演いただくとともに、県内の鉄道保存活動を行っている識者を交えたパネルディスカッションや参加者からの質疑応答を行った。両日合わせて100名以上の参加があり、改めてローカル鉄道の存続とまちづくりの在り方について、地域の方々を含めて多くの方が関心を寄せていることを実感した。

当日の後援会の様子
当日の後援会の様子

広報用パンフレット
広報用パンフレット

広報用パンフレット

活動報告2:ローカル線沿線地域との連携協力

山陰本線鳥取駅と姫新線東津山駅を結ぶ地方交通線因美線の鳥取県と岡山県にある鳥取県側の駅である那岐駅(智頭町)は、昭和7年(1932)開設し、築後90年の建造物である。
この路線はJR各社のスリム化計画の影響で存続が厳しくなっており、地元住民を中心として結成された「那岐駅を守る会」の運動を支援している。現在、智頭町はこの駅舎を診療所とデイサービス施設として利用し、鉄道利用以外の駅舎利用を模索し注目を集めている。令和4年8月5日には、鳥取・岡山両県の知事が那岐駅を守る会の駅舎を訪れ、地方鉄道の存続のために協力する意欲を示した。また、「因美線を愛する会」が行った美作加茂駅・那岐駅・智頭図書館でのパネル展への協力及び因美線に対するアンケート調査への実施、80周年事業へ参加するとともに、令和5年5月に行われた「みまさかスローライフ列車」の運行に合わせて那岐駅で地元特産物の販売等が行われ協力した。

活動報告3:鳥取の鉄道開設120周年を記念した新聞連載への協力

明治35年11月1日に境(現:境港)から米子(御来屋)間36.7キロを結ぶ山陰発の鉄道が開業され山陰鉄道の歴史が始まり令和4年で120周年を迎えた。このことを記念し『とっとりの鉄道120年〜今、見つめなおす鉄道への思い』の新聞連載が開始されることになった。記事の寄稿等をはじめ連載に対し協力を行い、県民の鉄道に関する関心を高めている。