一般社団法人電鉄文化保存会は、車両技術史的に貴重な東急電鉄の鋼製車3両を所有し、その保存活動を行っています。
1.活動報告
 2023年
    今年度前半は、デハ5000形のクハについて集中的に修復作業を進めました。
  5月17日
   大学鉄道サークルの活動の一環として見学会を受け入れ、車内公開しました。
  9月6日
   第1回理事会を開催しました。
2.2023年度上期の作業報告
1)デハ5000系の塗装修復作業を継続して行っています。
  クハの前面、および側面リブより上の下地処理まで進んでいます。
2)各部の修繕、整備を進めています。

・デハ側正面窓下の張り替え修理を行いました。


・ドアを外して、調整と当てゴムの整備を行いました。



・クハ側のベンチレーターを取り外して屋根修理を行い、防水・断熱塗料での塗装を行いました。

 まだまだ修復すべき箇所は山ほどあり、順次進めていく予定ですが、主な予定箇所は以下の通りです。
  ・劣化したシートの張り替え
  ・室内の再塗装、整備
  ・デハ側窓の修繕
  ・幌の修理
  ・仕上げ塗装

3.今年度の今後の事業予定
 ・クハに続き、デハ5000の修復作業を進めます。
 ・現在作業を休止しているデハ3499号の修復再開をめざします。
 ・電鉄文化保存会の支援団体を設立し、その会員募集を企画します。