鹿島鉄道保存会は、2007年3月末をもって営業廃止した鹿島鉄道線(石岡〜鉾田間27.2㎞)の物品・資料の収集や茨城県小美玉市にある私設・鹿島鉄道記念館(普段は非公開)の保存展示など運営サポートを行っている任意団体です。旧かしてつ応援団をはじめとする存続運動関係者や鹿島鉄道応援ホームページメンバーなどの有志で構成され、「鹿島鉄道が心の底から好きだった」という共通認識でつながっています。
【保存車両】
キハ714(昭和28年新潟鉄工所 元夕張鉄道キハ251)
KR-501(平成元年新潟鉄工所 鹿島鉄道自社発注車)
キハ431(昭和32年東急車輌 元加越能鉄道キハ125)
【保存建物】
玉里駅上りホーム待合室
ヘッドマーク、駅名板、信号機その他多くの鹿島鉄道関連グッズ、存続運動資料等を収蔵
【活動報告】
2022年3月に廃線15周年を迎え、また同年9月に鹿島鉄道の前身である鹿島参宮鉄道(現関東鉄道)が創立100周年となることから、同年8月に水戸市内で鉾田駅保存会との共催で「鹿島鉄道回顧写真展・資料展」を開催したほか、同年11月には関鉄観光主催による関東鉄道100周年記念バスツアー「鹿島鉄道保存車輛見学と廃線巡りの旅」が催行され、鹿島鉄道記念館を特別公開しました。このツアーは本会・鉾田駅保存会・小川南病院・鹿島鉄道の連携により保存車6両の見学と坂戸駅周辺の廃線ウォーク、かしてつBRT乗車ができるコースで、当会スタッフが行程をサポートしました。2023年3月に第2回が催行され、今秋も催行に向けて調整中です。2023年5月には、鉄道写真愛好家による貸切夜間撮影会を実施しました。
また、車体の褪色や腐食が進んでいたキハ431は、2023年8月に2度目の修繕再塗装を施工しました。
関東鉄道100周年記念ツアーでは旧坂戸駅に当会所有の駅名板を特別展示(2022年11月)
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