令和5年度活動報告

令和5年10月6日現在
みちのく鉄道応援団
代表幹事 佐藤 茂

この一年はコロナ禍の余波を受けつつも本来の活動水準に戻った一年間であった。

幹事会は月一回の頻度で行っていたが、各回インターネットを用いて電子紙上開催とした。この方式はコロナ禍から尾を引いているものだが、一方で鉄道談義と称する懇親会を部分的に復活させ、諸行事も着手できる所から再開している。

総会は三年ぶりに対面式に復した。当令和5年8月26日(土)、猛暑の続いていた時期であったが、仙台市戦災復興記念館にて開催し、活動報告等を行った。また、当会と密接な関係のある東北福祉大学鉄道交流ステーションの存続問題に就いても同大からの中間報告を紹介した。加えて、総会終了後は関連団体とも交流を兼ねた懇親会を開き、久しぶりの懇親となった。

当会の重要事項の一つ、交流電化試験関連の諸資料の保存に就いては、同資料を収集し体系的に保存・展示・出版を行っていた上記鉄道交流ステーションが当年9月に閉鎖された。資料の継承が問題となっている。

地方交通線関連活動では、当地の阿武隈急行線の応援乗車会を定期的に開催し、既に7回を重ねている。同じく利用者数低迷の陸羽東線向けに「目指せ1000人!陸羽東線乗り合わせ企画」を実施した。

旧仙台市電関連では、仙台市秋保地区に保存されている旧仙台市電119号の塗装補修を行った。この119号は、仙台市電廃止後長崎電気軌道に譲渡され活躍していたものを仙台に里帰りさせたものである。

鉄道150周年記念仙台駅行事での走行展示
16番及びHO 令和4年10月8日
鉄道150周年記念仙台駅行事での走行展示
16番及びHO 令和4年10月8日

 

他機関との関係では、昨年は鉄道開業150周年、仙台駅では令和4年10月8日は鉄道の日に因んだ行事が催され、その一環として1/80鉄道模型の走行展示を行った(鉄道模型趣味2022年12月号御参照)。また、当年4月から7月までは仙台市地底の森ミュージアムで開かれた企画展『長町に操車場があったころ』に協力し、写真等の資料提供、及び1/80鉄道模型の静止展示と走行展示とを行った。尚、模型の走行展示は4月29・30日、5月27・28日、6月24・25日の各土日計6日間実施した。上記各走行展示は宮城野鉄道研究会との共同で実施した。

また、C601保存会も通常の活動に戻りつつあり、掃除会が昨年11月19日(土)に好天下で実施され、当会からも数名参加し、機関車の現地説明は、仙台市の要請に対応し、中心部で開かれる行事と連動して行った。

当会からの参加としては他に仙山線駅間ウォーキングが行われている。各駅間を複数回に分けて歩くという企画である。

そして、会員向けに令和2年7月から週一回鉄道関連動画の紹介を続行している。過去の記録性の高い動画を観ることで時間旅行も行うと言う企てである。概ね、地元、国内、世界と順に巡っている。既に約150本は行なった。メールアドレス登録済みで且つメール連絡を可とされている会員に向けて行っている。

コロナ一過との期待感の下で諸行事の再開を図った。