現状 活動状況 発見以来、市民による手弁当の活動は、発掘・保存・再生へと活動を拡げ、毎週2〜3回草刈りや施設補修の他、知恵と工夫を凝らした行事を随時開催するなど活発化してきた。と同時に発見以来、毎年春・秋の年2回市民に向けた「特別公開」を開催している。これらの目的は多くの国民へ埋もれていた資産の意義の周知と保存活用の必要性を訴え続けることであった。おかげで2016年には念願の鉄道トンネルとしては東海地方初!国登録有形文化財の認定を得るに至った。
また嬉しいことに、廃線時にレール・枕木などが撤去され鉄路は半世紀にわたり人の侵入がなかったことが幸いし直径30㎝を越える樹木や草花が復活し、まるでネイチャーロードの様相を呈している。特に活動地の愛知県側の1.8㎞の区間には300本を超えるモミジが自生し、これを主役にして売り出し、今では「隠れたモミジの名所」として人気を博している。 |