2020(令和2)年4月からNPO足尾歴史館は古河機械金属株式会社が運営することになり、古河足尾歴史館となりました。同館の鉄道保存ボランティア団体であったトロッコ部は独立し一般社団法人あしおトロッコ館となりましたが、いままで通りに古河足尾歴史館とわたらせ渓谷鐵道の足尾駅での活動は続いております。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント・特別展関係は昨年から休止となっております。
【一社 あしおトロッコ館の活動状況】
その1 古河足尾歴史館 野外
足尾ガソリン軌道歴史館線とトロッコ展示場
●イベントはありませんが、毎月第一土・日のガソリンカー運行は続けております。※古河足尾歴史館臨時休館時は中止。
その2 古河足尾歴史館2階
あしおトロッコ館室内展示場
●古河足尾歴史館開館日は公開。
その3 わたらせ渓谷鐵道 足尾駅
保存車両(軌間 1067mm)
●一般公開は休止中ですが、整備は継続中。
12月からのイルミネーションは行われます。 |
|
【元井笠鉄道ホハ6客車の移動と保存】
今年の5月、元井笠鉄道ホハ6(旧西武鉄道32号)軽便鉄道用の客車が「あしおトロッコ館」に保存車として新たに加わりました。
この木造客車、いまから100年以上もむかしの1913(大正2)年に愛知県の日本車輌で製造され、岡山県の井笠鉄道で活躍しました。
同鉄道廃止後、1972(昭和47)年に西武鉄道へと譲渡され、同社初代山口線(通称おとぎ電車)で使われていましたが、同線リニューアルにともない廃車され、西武園ゆうえんち内のレストランに活用されることになりました。やがて同店も休店となり、いまから10年前に旧けいてつ協会(現在は一般社団法人あしおトロッコ館に吸収合併)に譲渡されました。長らく、この車両を預かって頂いておりました栃木県塩谷町のバリアフリー鉄道農園「風だより」が閉店することになり、ホームグランドである(一社)あしおトロッコ館(古河足尾歴史館野外展示場)に同地を所有する古河機械金属㈱のご理解のもと移動するはこびとなりました。なお、現在は修理資金が集まるまで、シートで包んでおります。 |