今年6月に結成9年目を迎えた小坂鉄道保存会は、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないことから今年度も活動を自粛しています。小坂鉄道レールパークは感染防止に留意しながらの営業でしたが、〝ブルートレインあけぼの〟の宿泊営業は中止となり、その勇姿を見ることはできませんでした。
そんな寂しい状況の中、当保存会が国土交通省主唱の「手づくり郷土賞」大賞部門に、小坂町とともに選定されたことはたいへん嬉しいことでした。保存会では、小坂町と指定管理者である㈱小坂まちづくりとの三人四脚で、小坂鉄道レールパークと〝明治百年通り〟の磨き上げに取り組んだことが、皆様から認められての受賞であると自負しています。
また、JR東日本㈱様が、JREポイントによる「地域応援プログラム」で〝旧小坂鉄道の近代化遺産・産業遺産の保存〟に対する当会への寄付を募集してくださったことも、特筆すべきことです。今年9月末までの募集でしたが、皆様からたいへん多くのご支援をいただくことができました。皆様に心から感謝申し上げますとともに、産業遺産としての車両修復に役立てることをお約束いたします。
私たちは、小坂鉄道をはじめとする〝鉄道〟の楽しみを皆様と共有するため、アフターコロナに向けて取り組みを進めてまいりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。 |