電子図書館「戦中戦後の交通と国有鉄道」
交通関係の年次刊行物や、旧国鉄の機関誌類を電子復刻し、電子図書館に収蔵しています。既に『交通年鑑』・『日本国有鉄道監査報告書』・『国有鉄道』・『国鉄線』・『交通技術』・『鉄道辞典』を全冊収蔵し、今後『日本国有鉄道百年史』などを収蔵する予定です。
当会ホームページ http://transport.or.jp/ の電子図書館にアクセスし、ID・パスワードを入手すると、無料で閲覧することができます。
『鉄道150年史(仮称)』編纂の準備事業
わが国の鉄道は2022年10月に創業150年を迎えます。
『日本鉄道史』、『日本国有鉄道百年史』に続く正史編纂の好機ですが、現在は鉄道省も日本国有鉄道も存在しないので、編纂の主体や、旧国鉄時代の資料発掘など、困難な課題もあります。
当会は2012年に鉄道史資料調査センターを設置し、存在する資料の所在確認と目録作成、個人所蔵資料の保存、旧国鉄幹部等のオーラル・ヒストリーなどの調査・研究活動を積み重ねてきました。2015年11月から、当会が事務局となって、国交省、鉄道・運輸機構、旧国鉄承継法人、民鉄協会などが参加する「鉄道史に関する懇話会」を発足させ、民営・公営鉄道を含む鉄道150年の総合史編纂を目指して、議論を重ねています。
『新幹線50年史』『SHINKANSEN―The Half Century』の刊行
2014年に東海道新幹線開業50年を迎えたことを記念して、昨2015年3月『新幹線50年史』を刊行しました。国土交通省・JR 各社・日本交通協会・日本鉄道技術協会などの全面協力を得て、各組織の現役の専門家のほか、新幹線に詳しい旧国鉄OBが執筆し、東海道・山陽・東北・九州などの各新幹線、近く開業予定の北海道新幹線についての記述を網羅しています。
また、『50年史』の英語要約版である『SHINKANSEN―The Half Century』も昨年7月に刊行し、多くの読者よりご好評をいただいております。
車両や輸送の話題だけでなく、安全対策、災害対策、騒音振動の防止、軌道・架線・車両の保守なども取り上げ、豊富な写真・図表を掲載している新幹線史の決定版です。日本語版が9,000円、英語版が5,000円(税込)です。お買い求めの上、ご愛用いただければ幸いです。
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