電子図書館「戦中戦後の交通と国有鉄道」
交通関係の年次刊行物や、旧国鉄の機関誌類を電子復刻し、電子図書館に収蔵しています。既に『交通年鑑』・『日本国有鉄道監査報告書』・『国有鉄道』・『国鉄線』・『交通技術』・『鉄道辞典』を全冊収蔵し、今後『日本国有鉄道百年史』などを収蔵する予定です。
当会ホームページ http://transport.or.jp/ の電子図書館にアクセスし、ID・パスワードを入手すると、無料で閲覧することができます。
鉄道史編纂の準備事業
わが国の鉄道は2022年10月に創業150年を迎えます。過去には、創業50年を記念して鉄道省が『日本鉄道史』(上中下三篇)を、創業100年を記念して日本国有鉄道が『日本国有鉄道百年史』(本冊14巻など全19巻)を編纂・刊行しました。来る創業150年は新しい鉄道史編纂の好機となりますが、国鉄改革から30年弱を経た今日、とりわけ旧国鉄時代の資料の発掘・整理・保存が大きな課題となっています。
当会は2012年に鉄道史資料調査センターを設置し、専任の研究者によって、国の内外に存在する資料・文献などの所在確認と目録作成、鉄道OBなど個人所蔵資料の保存、旧国鉄幹部等のオーラル・ヒストリー作成、などの調査・研究活動を行い、将来の鉄道史編纂の準備作業を担っています。
『新幹線50年史』『SHINKANSEN.The Half Century』の刊行
昨年に東海道新幹線開業50年を迎えたことを記念して、今年3月『新幹線50年史』を刊行しました。国土交通省・JR各社・日本交通協会・日本鉄道技術協会などの全面協力を得て、各組織の現役の専門家のほか、新幹線に詳しい旧国鉄OBが執筆し、東海道・山陽・東北・九州などの各新幹線、近く開業予定の北海道新幹線についての記述を網羅しています。
また、『50年史』の英語要約版である『SHINKANSEN.The Half Century』も今年7月に刊行し、多くの読者よりご好評をいただいております。
車両や輸送の話題だけでなく、安全対策、災害対策、騒音振動の防止、軌道・架線・車両の保守なども取り上げ、豊富な写真・図表を掲載している新幹線史の決定版です。日本語版が9,000円、英語版が5,000円(税込)です。お買い求めの上、ご愛用いただければ幸いです。
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