西日本旅客鉄道株式会社は、公益財団法人交通文化振興財団に交通科学博物館と梅小路蒸気機関車館の運営を委託をしています。
交通科学博物館は、大阪環状線開業記念事業として1962(昭和37)年に日本国有鉄道によって開設されました。鉄道を中心とした交通の科学と歴史・文化を展示テーマとする、交通全般を扱う博物館です。長年にわたり皆さまから親しまれ、昨年は開館から50周年を迎えました。
梅小路蒸気機関車館は、国内唯一の蒸気機関車の専門館で鉄道開業100年にあたる1972(昭和47)年に開設されました。常時動態保存機の整備や運行を行っており、施設の一部は重要文化財指定を受けています。2012(平成24)年には開館40周年を迎えました。 |
整備された230形蒸気機関車 |
○交通科学博物館 |
交通科学博物館では現在、保存車両の整備工事を進めています。まず初めに230形蒸気機関車の整備が完了し、続いて第二展示場に保存しているDD13形、DF50形、DD54の各ディーゼル機関車の整備を行っています。
今後も保存車両の整備を進め、美しくなった姿を公開していく予定です。 |
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なお当館は、2014(平成26)年4月の閉館が決定しました。閉館を前に、当館が保存している資料を公開する「収蔵品コレクション曝涼展」を12月15日まで開催しています。 |
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これまでお見せすることのなかった資料を多数展示し、長年の収集・保存活動の成果をご覧いただきます。また来年1月上旬から、さよなら企画展PartIIを開催予定です。他にも各種イベントを企画しておりますので是非ご来館ください。 |
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○梅小路蒸気機関車館 |
梅小路蒸気機関車館は、蒸気機関車とともに歴史を刻んできた日本の鉄道文化を体験・学習し、蒸気機関車の魅力を再発見していただけるよう活動しています。
2012(平成24)年度は、開館40周年を記念した展示や催物を開催しました。これに合わせて、過熱管・主蒸気管の経年劣化などにより展示運転を見合わせていたC62形2号機が約3年半ぶりに復帰しました。特製のヘッドマークを付け、蒸気を上げ力強く走行する姿は、多くのお客様を魅了しました。 |
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開館40周年記念イベントに合わせ復活したC62形2号機 |
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