今年度より新たに、正会員となりました「けいてつ協会」です。
鉄道趣味の世界は奥が深いもので、特急列車や蒸気機関車を追いかけている人。または キップを収集したり、各地の駅弁の食べ歩きを楽しむ人。とにかく鉄道という乗物で移動 して旅行するのが好きな人…などなど、その楽しみ方は千差万別といって良いでしょう。 いろいろな鉄道の楽しみ方があるなか、主にナローゲージ(狭軌鉄道)を中心として実物(車両・線路・その他)の保存・研究・調査を目的として1994年に旗揚げしたのが“けいてつ協会”です。 けいてつ協会の「け・い・て・つ」とは、その昔、田舎の小さな駅から出ていた軽便鉄道(けいべんてつどう)と呼ばれる小さな鉄道の呼び名を多少アレンジして付けたのが当協会の名前です。
現在は、各地の保存鉄道等にボランティアする一方で、ホームグランドとして活動させて頂いております、栃木県日光市にありますNPO法人「足尾歴史館」にて、地元で走っていた鉱山トロッコ列車を復元した“ガソリンカー”と呼ばれる軌間610mmの軌道の運行をお手伝いしながら、当会の車両たちを置かせて頂き、修理・整備を続けております。
足尾歴史館の活動は、主に毎年4月〜11月末日までの間。毎月第一土・日曜日のガソリンカーの運行と共に、メンバーが集まり、活動しております。
最近の話題では、軌間610mmの森製作所製4tガソリン機関車の最終整備がおこなわれ、昨年度に岩手県の花巻市にあります(株)伊藤組より寄贈頂いた3台のガソリン機関車のうち、フリクションドライブという珍しい変速装置を持つ、三重県四日市の米川鉄工所製の4tガソリン機関車のエンジン修理が完了し、稼働状態となりました。
今後も、各地から捨てられたり、行き場のない“トロッコ”たちを集めて、整備・展示するボランティア活動を続けます。 (活動場所) NPO法人 足尾歴史館
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 営業時間 10:00〜16:00
入場料 大人(高校生以上)350円・子供(中学生まで)250円
所在地 栃木県日光市足尾町松原2825 問合せ Phone 0288-93-0189
交通
■鉄道 わたらせ渓谷鐵道「通洞駅」下車徒歩5分
■バス 日光市営バス「銅山観光入口」下車徒歩5分 問合せ Phone 0288-93-3113
東武日光・JR日光駅から約35分(1日6往復)
※毎年11月末より翌年の4月1日まで冬季閉鎖
野外展示場「足尾ガソリン軌道歴史館線」を走る、 大正時代から昭和29年まで街中を走ったガソリンカー を再現したトロッコ列車 |
フリクションドライブ(摩擦伝導装置)という珍しい 変速機を持つ米川鉄工所製のガソリン機関車は、 修理した結果、動態保存機になりました |