弊社では、平成11年にC11形蒸気機関車2両(C11-171 、C11-207)を復元して以来、年間を通して北海道の大自然や文化・歴史を堪能して頂ける各種観光列車、及びイベント列車として運行しております。
平成20年度は、要望が多かった石北線・北見〜白滝間において「SL常紋号(C11-171)」を33年ぶりに復活させ、その雄姿を地域の人々や全国各地から集まった多くの鉄道ファンに披露し、大きな声援を浴びました。また、昨年に続き、石勝線・新夕張〜夕張間において「SL 夕張応援号(C11-207)」の運行を行い、財政再建団体となった夕張市への支援の一環として活性化に役立てております。
北海道という過酷な気象条件下での安全運行に向け、運転からメンテナンスに至るまで細心の注意を払っております。今年は3月に、保守を受け持つ区所・工場等が釧路に集まりメンテナンス検討会を開催し、技術の継承と共有化を図りました。また、C11-171号については7 月から全般検査を行い、21年1月の検査終了時(予定)は、復元時にも劣らない装いとなります。
今後も多くの皆様に満足していただき、喜んでいただけるよう継続して取り組んで参ります。