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旧駅舎・客車2両・鉄路延長1キロメートル。宮沢賢治が設計した「涙ぐむ眼」花壇・公園10,000m2などの保存、維持管理が主な活動となっている。 1. 町おこしの経緯 昭和61年の廃線によって地域の過疎化が一層深刻になった。歴史を思わせる駅舎・線路・構内をなんとか保存することにより町おこしができないか、地域の数人が組織(富内再開発協議会)を立ち上げた。幸いにして横山村長が宮沢賢治の思想に感銘し、理想郷づくりに生命をかけて取り組んでいた。富内地域には、賢治観音像や鉄道もあり、条件が整っていたことから、銀河鉄道の里づくりと称して町おこしの活動が始まった。 2. 今までの活動経過・その他 ・宮沢賢治設計の涙ぐむ眼花壇の造成によって地域住民参加(地域・学校・精薄授産施設・老人クラブ)による活動が始まる。年2回植栽120名参加 ・会員が中心となって駅舎周辺の維持管理(線路の草刈り、駅舎の掃除、客車の清掃など)をおこなう。 ・毎年9月14日に開催するイベント(銀河鉄道の夕べ)。全国から鉄道愛好家が集まる。 ・町内外の各種イベントに積極的に参加し、交流を深める。 ・維持管理費については、町より若干の補助金の交付を受けている。 ・委員会のメンバーは、富内地域の4自治会の役員や主だった団体の関係者等で構成されている。 3. 公園化によっての周辺整備が2000年に完成 廃線後、従来の形のまま維持管理を進めてきたが、毎年訪れる人たちが増え、また周辺の整備も遅れ、建物の老朽化も進んだことから町に対して、整備改築の要請をしていた。財政的に厳しい事情からなかなか予算化されずに経過していたが、平成12年度に国・道・町の支援を受け、立派な公園が完成した。地域住民が参加し、手づくりによる公園ということで、全国から注目されている。
廃線15周年目の記念行事として、2001年9月14日にぼっちゃん列車を走らせた。 また、来年2006年は廃線20周年となるのでイベントの開催を計画している。 |
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